法人でデビットカードを導入するデメリット
口座に入っている金額以上の利用はできない!

事業の運営に、法人デビットカードを利用する経営者が増えています。法人クレジットカードは、赤字経営だったり、創業したばかりの法人だと審査が通らないことがありますよね。それに対して法人デビットカードはどんな法人でも持つことができます。また、クレジットカードに比べて利用限度額が大きいのも魅力です。口座に入っているお金から即時決済されるので、引き落としが1か月や2か月先になるクレジットカードに比べて、経費の管理も分かりやすいでしょう。財布から現金を出して支払うような感覚で使えるカードですね。このように、審査がない・経費の管理が楽と大きなメリットがある法人デビットカードですが、即時決済ならではのデメリットもあります。当然ながら口座にある金額以上の利用はできません。事業を大きくするために投資をしたくても、デビットカードではそれが不可能ですね。
光熱費や通信費などの自動決済には利用不可の場合が多い!
事務所を構えていると、電気やガス代、通信費などの維持費がかかりますね。これらは毎月必ず支払う必要がある経費ですが、法人デビットカードはこのような自動決済には利用ができない場合がほとんどです。法人デビットカードは、口座に入金してある状態で利用ができるカードです。そのため、来月・再来月と決済ができる保証がないので自動決済には向かないのですね。同じ理由で、ETCカードを作ることもできません。仕事で高速道路を利用することが多い事業主には、不便に感じてしまうでしょう。多くのメリットがある法人デビットカードですが、自動決済ができないので、経費の支払いをデビットカードひとつにまとめるというのは難しくなってしまいますね。